就労までの流れ / 事例

就労までの流れ

就労後も安心して働けるよう、ジョブリッジが誠心誠意支援します。

STEP.1ご利用開始

就労移行支援事業所であるジョブリッジは、原則24ヶ月間利用することができます。

STEP.2面談・訓練

つぶさに面談を行うことで、現在の問題点や進むべき方向性などを洗い出し、ひとりひとりに合った支援計画を立て、就労に向けての悩みから日常生活に関する些細な悩みまでケアします。
訓練では、必要なカリキュラムに沿って訓練していきます。

特に自分の状況や気持ち・相手に対する質問や要求などをうまく伝えられるよう、実際の状況を演じながら練習していくソーシャルスキルトレーニング(SST)のほか、チラシの発送準備やWord及びExcelを使用した文章作成・データ入力などの実際のお仕事を、チームで取り組んでいただくことに力を入れています。
その他にも、自分の目標や課題、目指す職種に合わせて、多彩なカリキュラムを作成していきます。

また、共通カリキュラムを受講することで、様々な資格を目指すことが出来ます。例えば、CS検定(Word・Excel)・簿記検定・秘書検定など。

STEP.3実習・振り返り

企業実習は1週間から1ヶ月です。
実習で見つかった問題点を解決できるように目標を立てます。そして、就労に向けて個人のペースで訓練します。訓練では面接練習、就職活動で使用する書類の作成も行います。

STEP.4就労

ジョブリッジで身に着けたスキルを生かして、就労します。

ジョブリッジ利用開始から就労までに要する期間は、3ヶ月~12ヶ月程です。ご利用から3週間で就労された方や、24ヶ月じっくり訓練して就労された方もいらっしゃいます。

ご利用者様の目指す就労を最優先に考え支援しています。

STEP.5就労定着支援

就職後に悩みや相談ごとがあればジョブコーチが支援します。

長く働きたい、障がいのある方に対して就労定着支援を行います。就労後6ヶ月は努力義務として定着支援を行っているところが大半ですが、ジョブリッジでは一切期限を設けていません。

就職後の定着支援についてはこちら

事例①

Aさん 40代女性
視野障がい

Aさんは30代半ばに突然両目の視野を失われた方です。

弊社の運営する職業訓練校に通っていた際、ジョブリッジを見学されたことがきっかけで入所されました。

一人ひとり違うカリキュラムがあること、個人作業だけではなくグループで取り組む課題があること、がジョブリッジを選んだ理由だそうです。

利用から3か月経った頃、就職活動への準備ができ、積極的に求人に応募されました。
しかし、初めは珍しい障がいということもあり、企業側へ特性が伝わらず、苦戦されました。

そこで、Aさんの障がい特性を伝える文章がもっとわかりやすいものになるよう、一緒に作り変えていきました。

ジョブリッジを利用して1年が経ち、Aさんは希望通りのデスクワークに就職することができました。

福利厚生もしっかりしており、お給料も水準以上でのお仕事です。

自らの長所・短所を見つめなおし、他人に理解してもらえるようになったことで、希望の就職を実現することができたのだと思います。

事例②

Bさん 30代男性
統合失調症

職業訓練校に通われていたBさんは訓練中に体調不良が続き、体調管理に自信がなくなっていました。

体調管理ができるようになり、再就職したいという希望から、ジョブリッジを利用することを決められました。

そこで、Bさんには、体調管理シートをつけていただくことで、自身の体調の変化やどういった場合に体調を崩しやすいかが一目でわかるようにしました。

半年後、体調不良でお休みすることも少なくなり、PCスキルにも一定の自信がついたBさんは、事務職の企業実習に参加することになりました。

1ヶ月の企業実習では、データ入力のお仕事を任されました。半年間ジョブリッジで培った体調管理やPCスキルに自信があり、難なくこなせるだろうと思われていたそうです。

ただ現実は違っていました。

企業の担当者が急用でいなくなることが多く、実習先で誰に相談すればいいか分からなくなってしまったBさんは、次第にお仕事の手が止まるようになってしまったそうです。

なんとか1ヶ月間の実習は乗り切りましたが、培った自信はなくなり、就労への意欲も目に見えて低下してしまいました。

それから半年後、ジョブリッジ利用開始から1年が経過した頃です。近所のスーパーの求人広告のチラシを見たBさんは、子供の頃、そこで働きたかったことをふと思い出したそうです。

子供の頃に思っていたこと、スーパーで働いたことはないけれどもチャレンジしてみたいこと…それから1週間、面接練習を繰り返し、採用面接へ。

見事その日に内定通知を受け取りました。

Bさんが就職してから3年が経ちました。ジョブリッジを巣立ったBさんは、今でもそのスーパーで働いています。

仕事のミスを怒られて不安になったり、どうしたらいいかわからない時は、今でも連絡をいただきます。そしてジョブリッジもその相談を聞き、必要であれば現場に出向いてBさんの様子を伺い、ご担当者様とお話させていただいています。

Bさんからは「こんなに長く働けてるのは、色々とジョブリッジに相談に乗ってもらっているからです。」と感謝の言葉をいただき、大変うれしい気持ちになりました。

事例③

Cさん 10代女性
自閉症スペクトラル症障がいを伴う知的障がい

Cさんは支援学校卒業後すぐにジョブリッジを利用された方で、実習以外での職場体験はなく、働くことに関してあまりイメージできていない状態でした。

また、環境の変化に弱いとのことでした。

利用したきっかけは合同企業説明会で、ジョブリッジが行うコミュニケーション講座に参加されたことでした。
参加後、ジョブリッジへの2週間の実習を経て、「支援員さんが優しく話を聞いてくれるし、面白いから」という理由で、利用を決められたそうです。

ジョブリッジでは、まずは学校とは違う環境に慣れていただくことを最優先にし、休むことなく通所をしてもらいました。

通いやすいように休憩を多めに設定し、柔軟性のあるカリキュラムにしました。

また、実際の職場での出来事を想定し、ビジネスマナーやSST等、社会人として意識すべきことも少しずつお伝えしていきました。

利用から3か月経った頃には安定して通所できるようになり、外部からの電話にも対応できるようになりました。

ちょうどその頃、清掃実習の募集があり、「チャレンジしてみたい」というCさんの意気込みを買い、実習にチャレンジすることになりました。

しかし、夏の暑い環境や朝早くからの出勤、環境の変化、様々な条件が重なり、2週間の実習を途中辞退する結果となりました。

その後は、失敗したショックや不安を取り除くために、面談を繰り返し行いました。少しずつ復調していき、半年後には、決まっているお休みの日以外は、ジョブリッジを利用することができるようになりました。

それからまた3ヶ月後、自信を再び取り戻したCさんは次の企業実習へ向けて準備しているところです。

何度もつまづきながら、それでも立ち上がって前へ進んでいく姿は、他の利用者への良いお手本になっています。

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